COLUMN

コラム

HOME /コラム/庭で楽しむガーデンBBQのための外構アイデア集

庭で楽しむガーデンBBQのための外構アイデア集

2025.08.01

みなさんこんにちは、NIWA colorです。

今回は、庭でのバーベキューをもっと快適に楽しむための外構アイデアをご紹介します。
床材選びから目隠しフェンス、日よけ設備、収納の工夫、そしてリラックスできるレイアウトまで、実用性とデザイン性を兼ね備えたポイントをまとめました。
ご家族やご友人との時間をもっと心地よく過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。

 

BBQに適した床材とは?掃除しやすくて熱に強い素材を選ぼう

 

庭でバーベキューを楽しむなら、まず考えておきたいのが「床材選び」です。
火や熱、油汚れなどに強く、掃除しやすいことはもちろん、安全性や見た目のデザイン性も大切なポイントです。
ここでは、実際に多くの外構で使われているBBQ向きの床材を4種類紹介します。

コンクリートは扱いやすく熱にも強い定番素材

コンクリートは耐熱性が高く、多少の火の粉や油が落ちても変形しづらいため、BBQスペースにはとても適しています。
表面をフラットに仕上げれば掃除もしやすく、ホースで水を流すだけでも汚れを落とせるのが魅力です。
刷毛引きやスタンプコンクリートなどで仕上げに工夫を加えれば、滑りにくさやデザイン性も確保できます。
耐久性が高くコストも比較的おさえられるので、広い面積をカバーしたい方にもおすすめです。

インターロッキングは見た目とメンテナンス性のバランスが良い

インターロッキングは、レンガや石のような見た目でありながら、扱いやすさにも優れています。
すき間から水が抜けやすい構造になっているため、水はけが良く、ぬかるみにくいのもメリットです。
パーツごとに敷き詰める形なので、もし一部が汚れたり傷んだりしても、該当部分だけ取り替えることができます。
色味や形のバリエーションも豊富で、BBQスペースにおしゃれな雰囲気を出したい方にぴったりです。

タイルは高級感と清掃のしやすさを両立

屋外用タイルは、表面が滑りにくく加工されているタイプを選べば、安全性を確保しつつ見た目も美しく仕上がります。
熱や油汚れにも強く、こびりついた汚れも水やデッキブラシで簡単に落とせます。
ただし、目地に汚れがたまりやすい点には注意が必要です。
年に数回は高圧洗浄機でのメンテナンスがおすすめです。
石目調や木目調など、デザイン性の高いタイルを選べば、ワンランク上のBBQ空間が演出できます。

ウッドデッキを使うなら火の取り扱いに工夫が必要

ウッドデッキは木のあたたかみがあり、リラックス感のある空間にぴったりですが、BBQと組み合わせる場合は注意が必要です。
木材は熱や火に弱いため、コンロの下に耐熱マットや防火シートを敷くなどの工夫が欠かせません。
天然木は焦げやすく手入れも必要になるため、人工木(樹脂木)を選ぶのもひとつの方法です。
人工木なら耐久性が高く、見た目も天然木に近い仕上がりのものが多くあります。ウッドデッキ上でBBQをする場合は、火を使うエリアとくつろぎスペースを分ける設計もおすすめです。

 

ご近所トラブルを防ぐ!目隠しフェンスと煙対策の工夫

 

庭でバーベキューを楽しむ際に、気をつけたいのがご近所への配慮です。
煙やにおい、声の大きさなどが原因で、近隣との関係に影響するケースは少なくありません。
楽しい時間を安心して過ごすためにも、事前に対策を講じておくことが大切です。

まず考えたいのが、視線対策としての目隠しフェンスです。
BBQ中は座った姿勢で過ごすことが多く、低いフェンスでは視線を遮ることができません。
目安として、180cm前後の高さがあると周囲の視線をしっかりカットできます。
木調やアルミ製の目隠しフェンスなら、圧迫感を抑えながらしっかりとプライバシーを確保できます。

また、風向きによって煙が隣家に流れることもあるため、グリルの設置位置には注意が必要です。
周囲の建物との距離をとる、風下を避ける、パーゴラやスクリーンで仕切るなど、煙の流れを意識した配置にすることでトラブルを減らせます。
建物や塀を背にして煙が滞留しないよう、できるだけ風通しの良い場所を選びましょう。

においの対策としては、食材を焦がさないよう火加減に注意することや、煙が多く出る炭火ではなくガスグリルを使うのも一つの方法です。
最近では煙の出にくいグリルやスモークレス設計の製品も登場しており、こうした器具を取り入れるのも効果的です。

また、バーベキューの際には話し声も大きくなりがちです。
楽しむ気持ちは大切ですが、声のボリュームや時間帯への配慮も忘れずに心がけましょう。
近隣との良い関係を保ちながら、心からバーベキューを楽しむためには、こうしたちょっとした気づかいがとても大切です。

 

日差しも突然の雨も安心!パーゴラ・屋根・日よけの設置例

 

庭でバーベキューを楽しむには、天気の影響をうまくコントロールすることが大切です。
真夏の日差しや急な雨に備えて、日よけや屋根の設置を検討しておくと、快適さがぐっと増します。ここでは代表的な屋外日よけ設備をいくつかご紹介します。

パーゴラでおしゃれに日差しをコントロール

パーゴラは柱と梁だけのシンプルな構造で、つる植物を絡ませたり、シェードや布をかけたりして柔らかな日陰をつくれます。
完全な屋根ではない分、風が抜けやすく、閉塞感もありません。
ナチュラルガーデンやウッドデッキとの相性も良く、見た目を重視したい方におすすめです。
屋根付きのパーゴラにすると、軽い雨ならしのげるようになり、BBQスペースとしての使い勝手が高まります。

テラス屋根で日差しも雨も安心

テラス屋根は、建物の外壁から張り出して設置するタイプの屋根で、ポリカーボネートなどの耐久性のある素材が使われます。
常設型なので安定感があり、強い日差しも雨も防げるのが特長です。
BBQセットやテーブルを設置したままでも濡れず、出入りのしやすい動線が確保できます。屋根の下をダイニングスペースとして使えば、暑さや雨を気にせず楽しめます。

オーニングやタープで必要なときだけ日陰をつくる

収納式の日よけを希望する場合は、オーニングやタープがおすすめです。
オーニングは壁面に取り付ける可動式の屋根で、手動や電動で開閉が可能。日差しが強い時間帯だけ使いたいときに便利です。
タープは簡易的な布製の屋根で、アウトドア感を演出しながら自由に設置場所を変えられるのが魅力。
BBQのスタイルに合わせて気軽に使える点が人気です。

 

スムーズに準備&片付けできる水回り・収納スペースの工夫

 

引用:https://aoyama-garden.com/shop/g/g98911900/?srsltid=AfmBOoq2v3nZ8FaO5g3YhcG6rKhzpXBo1FE1l4WhHnvkVr7DTXymFM9d

BBQやガーデンパーティーの際、料理の準備や後片付けに手間取ると、せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。
その負担を減らすには、水回りの利便性と収納の工夫がとても大切です。
ちょっとした設備や導線の見直しを取り入れるだけで、全体の流れがスムーズになり、心にも時間にも余裕が生まれます。

屋外にシンクや水栓を設置

庭にシンクや蛇口を設けることで、食材を洗ったり手を洗ったりといった基本的な作業が庭の中で完結します。
とくにBBQでは、肉や野菜の下ごしらえの段階で水を使う場面が多いため、いちいち室内キッチンまで移動する手間が省けます。
簡易シンクならホームセンターで購入できるタイプも多く、ホースで水道とつなぐだけの設置が可能です。
使用後もサッと洗い流せるので、衛生面も安心です。

作業台として使えるワゴンを活用

屋外での調理や準備には、移動できる作業台があるととても便利です。
天板が広く、調味料や道具、食材などをまとめて置けるワゴンなら、調理効率がアップします。
キャスター付きであれば、BBQグリルのそばやテーブルの近くなど、必要な場所に自由に移動でき、準備が終わればそのまま物置に収納可能。
火の近くでは食材を、食卓付近では取り皿やカトラリーを置くなど、状況に応じて配置できる柔軟さが魅力です。

屋外対応の収納ベンチで道具をひとまとめ

見た目は普通のベンチでも、座面の下が収納スペースになっている多機能アイテムがあります。
BBQに必要なトング、網、グローブ、紙皿、ランチョンマットなど、頻繁に使うものをまとめて入れておくと、準備の際に慌てることがなくなります。
耐候性のある素材なら雨風にも強く、庭に常設しておけるのも嬉しいポイントです。
ふだんはベンチとして使用しながら、イベント時には収納スペースとして活用することで、限られた庭スペースを有効に使えます。

勝手口や裏口を活用して動線を短く

家の中と庭との行き来をスムーズにするには、勝手口や裏口を活用するのがおすすめです。
とくにキッチンの近くに出入り口がある場合は、そこを中心に作業導線を組むことで、運搬の効率が格段に上がります。
屋外用のワゴンや収納ボックスを勝手口付近に置いておけば、一時的に食材や片付けたものを置いておくこともできます。
玄関から遠回りするよりもストレスが少なく、片付けの流れも自然に整います。

 

くつろぎスペースも忘れずに。家族や友人と楽しむためのレイアウト術

 

BBQや庭での食事を楽しんだあとは、食後のひとときをゆったりと過ごせる「くつろぎスペース」があると理想的です。
調理や片付けに手間をかけたあと、腰を落ち着けてリラックスできる場所があるだけで、満足度が大きく変わります。

たとえば、アウトドア用のローテーブルとチェアを組み合わせれば、屋外にいながらリビングのようなくつろぎ空間がつくれます。
家具の高さをそろえることで空間がまとまりやすく、自然と会話も弾みます。
あえてテーブルを囲むような配置にすると、家族全員の顔が見える距離感が保てます。

足元には屋外用のラグや人工芝を敷いておくと、素足でも快適に過ごせます。
お子さんが転んでも安心なやわらかさがあり、ちょっとしたピクニック気分も味わえます。
色や素材を工夫すれば、空間全体の印象もやさしく整います。

よりリラックスした時間を楽しみたいなら、背もたれ付きのベンチやハンモックを取り入れるのもおすすめです。
庭の一角にゆらゆらと揺れるハンモックがあるだけで、癒しの空間が生まれます。
読書や昼寝、スマホタイムにも最適です。

夕暮れ以降も庭で過ごしたい場合は、照明の演出にもひと工夫を。
ガーデンライトやLEDランタンなど、やわらかい光を取り入れることで落ち着いた雰囲気が生まれます。
明るすぎない、間接的な光があるだけで、まるでホテルのラウンジのような時間が過ごせます。

こうしたレイアウトの工夫を取り入れることで、庭がただのスペースではなく、心からくつろげる「もうひとつの居場所」へと変わっていきます。
日常の中に、少しだけ特別な時間を取り入れてみませんか。

 

まとめ

庭でのBBQをもっと快適に楽しむためには、床材選びからくつろぎスペースの工夫まで、外構全体の計画が重要です。
耐熱性や掃除のしやすさに優れた床材を選び、ご近所トラブルを防ぐ目隠しフェンスや煙対策も忘れずに。
日差しや雨への備えにはパーゴラやオーニングが効果的です。
準備・片付けを楽にするための水回りや収納の整備もポイント。
リラックスできるレイアウトを整えれば、家族や友人との時間がもっと豊かになります。