決め手は価格!相見積もりで差をつけた「提案力」で防音工事までを予算内に収めたボイトレ・ダンス教室の内装事例

施工前の課題

  • 防音工事に加え、防災工事も必要となりコストが膨らみやすい構造
  • 居抜き物件特有の床レベルの歪みにより、遮音性能への影響が懸念される状態
  • スピーカーなどの支給品が多く、お客様施工との工程調整が複雑

実施した取り組みと効果

  • 用途に合わせた簡易防音を提案し、工事の全項目を「お客様と業者どちらが対応するか」一緒に考え役割分担することで費用を抑えた
  • 防音ドアの建て付けを最優先に基準を定めて床レベルを調整し、遮音性能への影響を抑えた
  • ミーティングで役割分担を明確にし、工程の手戻りを防いだ

エムトラスト代表
高橋

16歳で大工の道へ入り、建築・内装業界に従事して20年以上のキャリアを持つ。「母に家をプレゼントしたい」という想いから起業し、現在は年間500件以上の店舗・オフィス施工を手掛ける。
店舗・オフィス開業に役立つノウハウを包み隠さず発信するYouTube「内装工事ちゃんねる」を開設。専門用語を使わない施主目線の解説が、多くの経営者から支持されている。「どうすれば実現できるか」を常に問い続けるのが信条。

ーまず、NAYUTAS 蒲田校様がどのようなスクールなのか教えていただけますか?

弊社が運営するNAYUTAS蒲田校は、フランチャイズのボイストレーニングとダンスのスクールです。東京都大田区蒲田のテナントビル3階、約18坪の居抜き物件に2024年3月22日オープンしました。元々オフィス仕様だった物件に内装工事をお願いし、パーソナル形式でサービスを提供するスクールに仕上げていただきました。

【店舗情報】
・業態:ボイストレーニング&ダンススクール(フランチャイズ)
・物件状態:居抜き
・広さ:約18坪(テナントビル3階)
・所在地:東京都大田区蒲田周辺

ー今回の内装工事にあたり、どのような課題がありましたか?

今回の物件が抱えていた課題は大きく下記の3つです。

  1. 防音工事と防災工事が重なることによるコスト増加
  2. 居抜き物件にありがちな床レベルの歪み
  3. 施主支給やお客様による作業が混在する工程管理の複雑さ

課題1.防音工事と防災工事が重なることによるコスト増加

ーボイストレーニングの部屋を作る場合、防音工事が必須になりますよね。なにか不安はありましたか?

防音設備は費用がかさむイメージがあり、限られた開業資金のなかで予算をオーバーせずに理想を実現できるのか、不安に感じていました。

防音室を作るとなると、防音工事だけでなく防災工事も必ず発生します。具体的には防災設備の移設や新規配線の対応が必要です。その場合、移設と新設で費用が二重にかかるため、いかにコストを適正に抑えるかがポイントでした。

【用語解説】
防災工事:消防法に基づき、火災や地震などの災害に備えた安全対策を施す工事のこと。間仕切り壁を立てて部屋を増やすと、各個室に報知器の増設が必要になり、内装工事とは別に費用が発生する。

課題2.居抜き物件にありがちな床レベルの歪み

ー居抜き物件にありがちな難しさもあったとお聞きしました。具体的にはどのような点でしたか?

床レベルの問題です。居抜き物件では既存の床をそのまま活かすケースが多いのですが、今回もその方針で進めました。ところが床の高さに歪みがあり、許容範囲とされる2〜3mmを超えている箇所が見つかりました。

【用語解説】
床レベル: 床の平滑さ(水平度合)のこと。古いビルや居抜き物件では、一見平らに見えても数センチの傾きや凹凸があることが多く、そのまま床材を貼ると隙間や浮きの原因になる。

防音ドアは床との隙間がわずかでもあると遮音性能が落ちるため、建て付けの精度が特に重要です。そこで、どこを基準に床の高さを調整するかを大工さんと丁寧に打ち合わせしながら決めていきました。

課題3.施主支給やお客様による作業が混在する工程管理の複雑さ

ー施主支給やお客様側で対応される部分が多かったとも伺いました。工程管理の面での難しさはありましたか?

今回はスピーカーなどの設備機器をお客様側でご用意いただくケースが複数ありました。施主支給が多いと、設置位置の確認や取り付けのタイミングを工事の進行に合わせて細かく調整する必要があります。

【用語解説】
施主支給:住宅設備や建材、資材、備品などを施工会社を通さずオーナー自身で購入して現場に提供すること。中間マージンをカットしてコストを抑えられるメリットがあるものの、取り付けのタイミングやサイズの適合性など、施工側との密な連携が不可欠。

またクリーニングなど、お客様側で対応いただく作業との工程の兼ね合いも考慮しながら進める必要がありました。こういった複数の関係者が絡む現場では、「誰が・何を・いつやるか」を事前にしっかり整理することが、工期を守るうえで非常に重要になります。

ーフランチャイズ本部からの推薦業者が他にもいるなかで、なぜ最終的にエムトラストを選んでいただいたのでしょうか?

大きな理由は下記の2点です。

  1. 相見積もりで見えた価格の違い
  2. 打ち合わせの丁寧さと説明の分かりやすさ

1.相見積もりで見えた価格の違い

ー今回、どのような形で内装業者を比較されたのでしょうか?

NAYUTASはフランチャイズのため、本部から内装業者を紹介してもらえる仕組みがありました。加えて、知り合いの内装業者とエムトラストさんを含めて最終的に3社で相見積もりを取る流れになりました。

複数社で相見積もりを取ることで、価格の妥当性だけでなく、対応力や提案力の違いも見えてくるので、業者選びの判断材料の一つになります

実際に比較してみると、価格の差が想像以上にはっきり出ました。フランチャイズ本部からの推薦だからといって、必ずしも最適な条件とは限らないと実感しました。

ボイストレーニングに対応できる簡易防音をご提案いただいたことでコストを抑えられ、当初は50万円ほどの予算オーバーも覚悟していましたが、最終的には予算内に収まったのは大きかったです。

1.打ち合わせの丁寧さと説明の分かりやすさ

ーお問い合わせから面談を経て、最終的にエムトラストに決めようと思った理由があれば教えてください。

最終的な決め手は価格でしたが、打ち合わせの丁寧さや説明の分かりやすさも、選んだ理由の一つです。見積もりの各項目の一つひとつまで丁寧にご説明いただきました。

ご連絡をいただいたあとできるだけ早く現場に伺い、内容の説明はもちろん、さまざまなご提案をさせていただきました。普段からお客様がご自身で判断できる材料を、できる限り早く揃えることを意識しています。

ーさまざまな課題が重なったなかで、どのようにして予算内・工期内での完成を実現したのでしょうか?

今回の3つの課題に対して、下記のアプローチで解決しました。

  1. 用途に合わせた簡易防音を採用してコストを最適化
  2. 入念な現場確認と打ち合わせにより、床の基準位置を定めて高さを調整
  3. 工事の全項目を共有する打ち合わせで「プロに任せるところ」を明確化

ポイント1.用途に合わせた簡易防音を採用してコストを最適化

ー防音工事と防災工事が重なるなかで、コストを抑えるためにどのような提案をされたのですか?

防音工事の費用は、どこまでの遮音性能を求めるかで大きく変わります。今回は「レコーディングスタジオのような完全防音ではなく、ボイストレーニングの用途に絞った簡易防音で十分なのでは」とご提案しました。
壁の中にグラスウールを充填して遮音シートを貼り、扉に防音ドアを採用する組み合わせで、コストを抑えながら必要な遮音性を確保しています。

【用語解説】
グラスウール:ガラスを繊維状に加工した断熱・吸音材のこと。壁の内部に充填することで音を吸収し、外部への音漏れを軽減する効果がある。防音工事では広く使われている定番素材。

防災工事は必須ですが、既存設備の状態を現場で丁寧に確認しながら、移設・新規配線の範囲を最小限に抑える工夫をしました。

防音というと大掛かりで高額なイメージがあったのですが、用途に合わせた現実的な方法を提案していただいて、予算内に収めることができました。仕上がりも満足しています。

ポイント2.入念な現場確認と打ち合わせにより、床の基準位置を定めて高さを調整

ー床レベルの問題は、現場でどのように対応されたのですか?

現場で丁寧に確認しながら、防音ドアの建て付けを最優先の基準として床の高さを調整しました。居抜き物件では既存の状態に合わせた細かい判断が随所に求められますが、「どこに基準を持っていくか」を最初に明確にすることで、後工程への影響を最小限に抑えることができます。

居抜き物件は初めてだったので、こういった細かい問題が出てくるとは思っていませんでした。事前にしっかり確認していただいていたので、工期内にスムーズに完成できました。

ポイント3.工事の全項目を共有する打ち合わせで「プロに任せるところ」を明確化

ー支給品や工程調整の複雑さを乗り越えるために、どのような工夫をされましたか?

まず全工事項目をお客様にご説明するミーティングを設けました。項目ごとに「業者が対応すべき工事」と「お客様側で対応できる作業」を一緒に仕分けしていくことでコストを削ぎながら、工程の役割分担を明確にすることができます。支給されたスピーカーの設置位置や取り付けタイミングも、工事の進行に合わせて事前にすり合わせておくことで、現場での手戻りを防ぎました。

説明を受けることで、どこを自分たちで担えるかが見えてきました。クリーニングなど自分たちで対応できる部分を引き受けることで、内装費をかなり抑えることができましたし、工程全体の見通しも持てるようになりました。

ーこれから店舗開業を検討されている方へメッセージをお願いします。

内装業者さんとのミーティングでは、工事内容をきちんと把握する機会を設けてください。工事内容を理解して、自分たちでできることがあればコストが抑えられます。

契約や入居のタイミングも、事前に内装業者さんとしっかり打ち合わせすることが大切だと思います。準備の進め方によっては、使用していないにもかかわらず家賃が発生する期間ができてしまうためです。入居開始日をいつにするか内装業者と相談して、着工と契約の時期を合わせると無駄な家賃がかからずに済むこともあるため、早い段階で連携することをおすすめしたいです。

ありがとうございます。今回のNAYUTAS蒲田校様にご提案したような「予算を抑えつつ理想の空間を実現するノウハウ」や、未公開の店舗施工事例をまとめたコンプリート版カタログが公式LINEから無料でダウンロードできます。「初めての店舗開業を成功させたい」という方は、ぜひお手元でご覧ください。

LINE登録でお得な7つの特典を受け取る

>>>【無料】施工事例コンプリート版カタログのダウンロードはこちら<<<

今回のプロジェクトでは、「防音工事に加えて防災工事も必要となりコストが膨らむリスク」「居抜き物件ならではの床レベルの歪み」「施主支給・お客様による作業が混在するなかでの工程調整の複雑さ」の3つの課題が重なりました。
それぞれが単独でも難しい問題ですが、エムトラストは着工前の丁寧な現場確認と関係者間の綿密な調整によって、一つひとつを着実に解決し、予算内での完工と理想の空間づくりを実現しました。

これからフランチャイズ店舗や教室の開業を控えている方、居抜き物件をうまく活用したい経営者の方は、ぜひ一度エムトラストにご相談ください。防音の不安もコストの悩みも、エムトラストと一緒に解決しましょう

本記事の内容は2026年3月時点の情報です。