基本情報
- 設計
- エムトラスト
- 施工管理
- エムトラスト
- 撮影
- Hirohisa Sekiguchi
- 空間デザイン
- エムトラスト
- 照明計画
- エムトラスト
- 構造
- エムトラスト
概要
東日暮里エリアの路面区画に出店した居酒屋です。窓面には大きな筆文字のグラフィックフィルムを貼り、通行者に対する視認性を確保しています。客層としては仕事帰りの近隣勤務者や地元の常連層を想定し、2〜4名の少人数利用を主軸としながら、ロングテーブル席で団体利用にも対応できる席構成としました。61〜80㎡規模のなかで席数と居心地の両立を図った、荒川区での飲食店の出店計画です。
課題・要望
間口に対して奥行きのある区画で、テーブルを並べるだけでは奥まで見通しが通り、落ち着きにくい客席になりやすい点が課題でした。また既存天井には梁や設備配管が露出し、天井高も一定ではない点と、窓側は採光が得られる一方で通りからの視線が入りやすく、ドリンクカウンター・厨房設備までの配膳動線を確保しつつ席数を最大化する必要がありました。
解決策
木の柱・梁を新設して客席をいくつかのブロックに切り分け、木目パネルの腰壁と背の高い造作ベンチの背もたれによって、席ごとに囲まれ感が生まれるよう計画しました。天井は配管を含めて黒で塗り込め、高さの不揃いを目立たせない処理としています。照明は行灯型ペンダントをテーブル面近くまで低く吊り、視線の高さを抑えて手元を明るく照らす配灯としました。窓面はグラフィックフィルムで外部からの視線をやわらげながら、そのままサインとして機能させています。造作ベンチの下部は箱状に納め、収納として活用できる構成です。
施工のポイント
窓面の大判グラフィックフィルムが、視線コントロールと通りからの集客サインを兼ねており、別途看板を増やさずに訴求力を確保しています。 木の架構と腰壁で客席を分節したことで、少人数の会食からロングテーブルの団体利用まで、同一フロアで柔軟に受けられる配席となっています。 天井を塗装現しとして仕上げを省き、その分を柱梁・造作ベンチ・照明といった目に触れる部分へ配分する、メリハリのあるコスト配分としています。
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