基本情報
- 設計
- 加藤周平
- 施工管理
- エムトラスト
- 撮影
- Kei Sasaki
- 空間デザイン
- エムトラスト
- 照明計画
- エムトラスト
- 構造
- エムトラスト
概要
船橋エリアの、カウンター越しに調理を見せる和食業態と考えられます。コの字カウンターで15席前後を囲い込む構成で、客単価の高い夜営業を主軸とした店舗設計を想定しています。落ち着いた黒基調の空間と、暖簾・書のサイン・和食器といった設えから、接待や記念日利用を含む大人の客層を狙った計画と読み取れます。2000万円規模の投資で、内装・厨房設備・照明計画まで一体で整備した設計施工の案件です。
課題・要望
コの字カウンターは客席と厨房の距離が近く、調理設備の熱と油煙が客席に及びやすいため、フードと空調の計画が課題となります。写真では天井を折上げてダクトスペースを確保しており、天井高との調整が必要だった状況がうかがえます。また黒基調の空間は照度を落とすと暗くなりすぎるため、手元の明るさと空間の陰影を両立させる照明計画が求められました。加えて、道路からの視認性を保ちながら、店内のプライバシーを確保する必要もありました。
解決策
天井をカウンター上部で折上げ、その懐に排気ダクトを納めつつ、折上げの縁に沿って間接照明を回すことで設備と意匠を両立させています。客席上部にはダウンライトを絞って、手元照度を確保しながら周囲は暗く落として陰影のある空間としました。カウンター内部にはオープン棚を設け、食器や調味料を手の届く位置に集約してオペレーションを効率化しています。壁面はニッチの間接照明で視線の抜けをつくり、黒一色の圧迫感を緩和しました。外部は左官の壁面に内照式の書サインを取り付け、夜間の視認性を確保しています。
施工のポイント
「将」の書を用いた内照式サインと足元の段差照明で、夜間でも入口が明快に認識できる導線をつくっています。 カウンター内にオープン棚と冷蔵什器を集約し、コの字型でも一人の動きで全席に対応できる配置としています。 黒タイルと左官の質感差、木・革の什器を組み合わせ、素材のコントラストで高価格帯にふさわしい設えを実現しています。
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